〜うちの子が雨の日にグッタリしてた本当の理由〜
ある梅雨の朝、うちの猫・武蔵(むさし)が珍しくベッドから出てこなかったんです。
朝ごはんのカリカリにも反応せず、じーっと窓の外を見てるだけ。
「雨の日は眠いよね〜」と最初は気にも留めなかったけれど、
午後になっても様子が変わらない。
…まるで“心ここにあらず”。
そんな日が、梅雨の間に何度かあって。
ある日「私の気のせいじゃないかも」と思い、調べ始めたのが
“天気とペットの体調”の関係でした。
なぜ、天気がペットに影響するの?
結論から言うと、ペットも気圧・湿度・気温の変化に、私たち人間以上に敏感です。
人間は「なんだか頭痛がする」「関節がだるい」などと口にできますが、
ペットたちは話せません。
でも、その体はきちんと「不調のサイン」を出していたんです。
気圧の変化
低気圧が近づくと、自律神経が乱れがち。
特に猫や小型犬は影響を受けやすく、
だるそうに寝続ける・食欲が落ちる・落ち着きがなくなるなどの変化が見られることも。
湿度の上昇
被毛の中が蒸れて皮膚トラブルが起きやすくなります。
特にシニア期の子は関節の痛みが強く出ることも。
気温の急変
一日の中で5度以上の気温差があると、
体温調節機能が追いつかず、免疫が下がって風邪を引きやすくなります。
じゃあ、どうやって対策すればいいの?
ここからが、他ではあまり語られない本題です。
実は「天気予報だけでなく“気圧予報”を見る」ことが大きなヒントになるんです。
スマホに「気圧予報アプリ」を入れる
「頭痛ーる」などのアプリを入れておくと、
気圧の急降下タイミングがわかります。
その日だけは無理に散歩に行かない・ごはんを消化のいいものに変えるなど、先回りのケアが可能に。
湿度調整は“快適温度”より“肌触り”重視
エアコンや除湿機はもちろん、
床面は湿気がこもりがち。
肌触りのいいマット・アルミボード・除湿シートなどの工夫で、かなり体感が変わります。
「抱っこしてわかる」体調の変化
天気が悪い日にこそ、抱っこやスキンシップをしてみてください。
「いつもより重く感じる」「熱っぽい」「呼吸が浅い」など、
気づける変化がたくさんあります。
ペットが“気圧頭痛”を感じているという可能性
ここはまだ研究段階ですが、
人間のように“気圧の変化=頭痛や不快感”を感じている可能性が高いという報告もあります。
特に耳の構造が繊細な猫や短頭種の犬(フレブル・シーズーなど)は、
気圧変化に敏感。
「落ち着きがない」「耳を触られるのを嫌がる」などの行動が見られる場合は、
もしかすると天気のせいかもしれません。
おわりに:天気は変えられない。でも、うちの子の不調には気づける。
天気はどうにもなりません。
でも、「今日は気圧が低いから、ちょっと休ませよう」「湿度が高いから、皮膚をしっかりケアしよう」
——そういう“気づき”が、ペットの体と心を守ります。
うちの武蔵も、今では気圧が下がる日は
お気に入りのクッションと白湯(猫用)でゆっくり過ごすようにしています。
気づけたからこそ、できたこと。
今日も「なんとなく元気がないな」と思ったら、
天気を少しだけ、気にしてみてくださいね。
▶保存しておくと、梅雨・台風シーズンに役立ちます◎
▶「気圧とペットの不調」チェックリスト付き記事も今後公開予定!お楽しみに。
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