昭和時代（1926年～1989年）は、日本の社会や家庭環境が大きく変化した時代でした。戦後の復興、高度経済成長、テレビ文化の普及などが人々の生活に影響を与え、ペットの飼い方や犬の名前のトレンドにも影響を及ぼしました。
昭和の犬の名前ランキングTOP10
この時代は、シンプルで覚えやすい名前や、昔ながらの和風の名前が多く見られました。
- ポチ（定番中の定番！昔話やドラマにも登場する王道の犬の名前）
- シロ（「白い犬＝シロ」というシンプルな発想が愛される）
- クロ（黒い犬にぴったり！シンプルイズベスト）
- タロ（南極探検隊のタロとジロで一躍有名に）
- ジロ（兄弟犬タロとセットで人気に）
- ハチ（忠犬ハチ公の影響で多くの秋田犬がこの名に）
- リキ（力強さを感じさせる男らしい名前）
- ゴン（昔話や漫画のキャラクターとしても親しまれた）
- チビ（小さい犬や子犬によくつけられた）
- マル（丸っこいフォルムの犬にぴったりの名前）
昭和の犬の名前に関する雑学
・「ポチ」は英語の「Spot（斑点）」が由来という説がある。 ・タロとジロは南極探検隊の犬ぞり隊として活躍し、奇跡の生還を遂げた伝説の犬。 ・忠犬ハチ公の物語は映画化もされ、今なお語り継がれている。
昭和のペット飼育環境と時代背景
1. 番犬としての役割が主流
昭和の犬は、今のように「家族の一員」として室内で飼われることは少なく、庭や玄関先で「番犬」として飼われるのが一般的でした。特に地方では、家や畑を守る役割が求められました。
私の家にも犬がいて外に犬小屋を置いていて、幼いころの写真には一緒に犬小屋で寝ている写真があったのが懐かしい思い出です。
2. エサは手作りや残り物が主流
現在のようなドッグフードが普及する前は、人間の食事の残り物を犬に与えるのが普通でした。ご飯に味噌汁をかけた「味噌汁ご飯」や、魚の骨、野菜くずなどが犬の主食となっていました。
3. 首輪と鎖で繋がれた飼育スタイル
ほとんどの犬は、玄関先や庭の犬小屋につながれ、放し飼いにされることは少なかったです。ただし、田舎では自由に走り回る「野良犬」も多く見られました。
4. テレビや映画の影響が大きい
昭和時代はテレビが普及し、犬が登場するドラマや映画が人気を博しました。「ハチ公物語」「南極物語」などの作品が犬の名前のトレンドに影響を与えました。
まとめ
昭和の犬の名前は、シンプルで覚えやすく、番犬としての役割が強かった時代を反映していました。今とは異なる飼育環境の中でも、犬は家族にとって大切な存在であり続けました。
あなたの家にいるワンちゃんの名前は、昭和のトレンドに近いでしょうか？昔懐かしい名前を参考に、愛犬の名付けを考えるのも楽しいかもしれませんね！
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